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『オースティン&アリー』第一回を見たよ

 ディズニーチャンネルのドラマ『オースティン アンド アリー』の感想文というか、ネタバレあらすじ、セリフ丸写しスクリプトだよー。

 タイトルだとオースティンの方がメインっぽいけど、実際には女の子のアリーの方が主役ですな。

 メイン人物はこんな感じ。
 あがり症だけど、作詞作曲才能のある真面目なアリー。
 歌うのも演奏するのも抜群の才能があるが、歌は作れないやたら天然で前向きなオースティン。
 アリーの親友で、バイト先を転々としている体重70kg越えガールのトリッシュ。
 オースティンとつるんでる、かなり抜けてるカメラマンのデズ。
 この四人でオースティンの音楽活動上のトラブルを越えていくのだ。
 ……こういうのだけど、バンドメンバーじゃなくて、楽曲提供やマネージャー、カメラマンって配役がちょっと独特。

 ちなみに、allyって仲間って意味がありまして、『オースティン&アリー』って言うと、一見すると『オースティンと仲間たち』的な――この場合は複数形にすべきか――ワンマンバンド風にかけてるんですな。
 ……実際オースティンの天然傲慢さはかなりひどいし。
 悪気はないし、憎めないんだけどなぁ。

オースティン 高梨謙吾
アリー 下山田 綾華
トリッシュ 市川愛子
デズ 国分和人





 ここは南国マイアミビーチ。
 楽器や楽譜、CDなんかの置いてある音楽ショップ“ソニック・ブーム/Sonic Boom”。
 

「はーい、アリー!
 カップケーキシティでバイトするのだーれだ?」
「トリッシュ、店内で食べるのは禁止だよ」

 頭に作り物のカップケーキの飾り付けて、エプロン付けたふとった女の子――マツコ的なデラックスな体格!――がトリッシュ。
 ソニック・ブームでアルバイトしている――もっと言うと、この店が彼女の実家です――のが主人公の一人であるところの、アリー・ドーソン。

「でもおいしそう、貰うね!」

 お堅いのかと思いきや、少しは遊ぶところもあります。

「傷物はただでくれるの。
 それ、私が落としたやつ」
「うぇえ!!」

 あわてて、カップケーキを吐き出すアリー。
 トリッシュは完璧にギャグキャラだなぁ。w

「ルールを破るとこうなる……ねぇ、日曜日映画に行かない?」
「あら、うれしいわ、えぇ喜んで」
「あー……良かった、他の誰でもない、あなたを誘ったんです」
「デートね!」
「楽しみです、知らないおばあさん!」

 トリッシュが移動していて、間違えておばあさんに遊びの約束を取り付けてしまうアリー。w
 ちょっと抜けている。w

「ちょっと、どこにいたのよ?」
「電話かかって来て。
 店長から。
 “仕事中は店にいなきゃダメ!”なんだって!」

 トリッシュが両手の人差し指と中指で“ ”を作って言う。
 いやまぁ、そりゃ当然だろう。w

「戻んなきゃ~。
 ハーイ、ドーソンさん!」
「37セントも拾ったのだーれだ?」
「パパ、それみんなが願いをこめて噴水に投げ入れたコインだよ!」
「パパの願いはかなった。
 37セントお金持ちに、ヘヘヘ!」

 トリッシュと入れ替わりでやってきた胡麻塩頭のおじさんはアリーのパパで、この店のオーナーのレスター・ドーソン。
 むしろ、アリーよりも天然。w

「あぁ、願いと言えばね……上の練習部屋に新しいピアノを置いてもらえないかな?
 今のは日曜にデートするおばあさんより古い……」
「??」
「説明すると長くなる話で」
「アリー、お前は音楽を愛している。
 だが、音楽で成功できる確率は億兆分の一だ。
 ほら……」

 音楽ショップをやってきて、多くのミュージシャン志望の若者を見てきただけに、パパはシビアでアリーに音楽は趣味でとどめておけと諭す。
 パパ自体も夢破れて、この仕事をしてるのかもしれない。

 とはいえ、アリーパパは音楽以外では気のいいおっちゃんで、年頃の娘相手におかしくて滑稽なダンスじみた握手をして元気づけたりと、アリーに輪をかけて抜けてる。
 ……アリーがちょっとしっかりしてて、説教臭いのはこういうパパが抜けてるのを補うためなのかも。

 アリーのパパが上に上がり、アリーが店番に戻ったのと、入れ違いに男子二人がやってくる。
 店員の目が無いのを確認して、そのうちの金髪オースティーン・ムーンがドラムセットに座り、赤毛のデズがケータイカメラを構える。

「よーし、アクション!」

 ガチャガチャドラムをたたき始めるオースティン。
 手に持ってるのはスティックじゃなくて……アメリカンドッグ?
 騒ぎにアリーがカウンターから飛び出し、オースティンの耳元で大きく口笛吹いて演奏を止めさせる。

「見て!
 “ドラムは叩かないでください”!」
「でも、ボクは上手いから!」

 アリーが注意書きを指して言うが、オースティンの回答は返事になってません。w
 なおもアメリカンドッグでドラムを叩こうとする。
 油がつくって!

「やめて!
 上手いかどうかは関係無いの……それ、アメリカンドッグ?」
「うん!!
 う~~ん……」
「もう……ドラムは汚れちゃうし、アメリカンドッグは不健康!
 店内では食べるの禁止だし!!」

 自由すぎるオースティンと、頼りないパパとの二人ぐらしで生真面目なアリー。
 オースティンの第一印象は最悪です。
 また、オースティンがおいしそうにアメリカンドッグを食べてるんだよなぁ。w

「任せろ、オースティン。
 なぁ、オレたちはミュージックビデオを作ってる!
 オレはディレクター、監督って呼び名の方が良いけど!」

 デズがアリーに自己紹介。
 言った先にカッコつけて投げあげたケータイをキャッチできずに落としてあわてる。w

「よーし、カット!」
「ミュージックビデオを撮るにはいろんな楽器が必要なんだ。
 ここなら何でもできる。
 ピアノ、ドラム……ギター、ハープ、トランペットだって吹けるよ!
 二つつなげて……」

 あっけらかんと言うオースティン。
 ここは楽器を売ってる店であって、無料であそんだりミュージックビデオを撮るための場所じゃない、アリーが文句言うより先にオースティンがラッパを吹き出す。
 あの、運動会で徒競走の時に掛かるやつ。

 吹き終わると、通りがかりのお客さんたちが拍手してしまい、ちょっと空気的にアリーが厳しく出づらい。

「どうも!」
「オーケー、そしてオレはなんと、ハーモニカが吹ける。
 スーザフォンを使って!」
「あぁあ!!」
「救命処置もできる!」

 デズがスーザフォン――大型のラッパ類の中でも特に大きなラッパ――にハーモニカを突っ込んで吹くが……ハーモニカは勢いよく発射されて飛んでいき、さっきアリーが日曜のデートを約束したおばあさんの喉に飛び込んでしまう。w
 ハーモニカを喉に詰まらせて息のできないおばあさん。
 デズが後ろからおばあさんを抱いて、押すと、ハーモニカの音が響く。w
 おかしすぎる……。

「ここの楽器、使いたいな……」
「お金持ってないんでしょう?」
「将来、ボクが売れたら、ちゃんと払うから!」
「良いよぉ。
 プライベートジェットでこの上を飛んで、執事がお金を落としてくれるならね!」

 下手に出るオースティンだが、アリーはトゲトゲした皮肉で返す。

「ホント?」
「ウソ」

 しかも、皮肉が理解できないオースティン。w

 アリーはオースティンに背を向けて、レジに戻るが、そこにハーモニカが飛び込んでくる。
 しかも……入れ歯付き。w

「取れたー!
 ウォーッ!!」

 ここでオープニングとCM。



 CM終わって続き。

 ソニック・ブーム楽器店の三階、ドーソン家の居住エリア。
 アリーは半ば物置になっている練習部屋でガラクタに囲まれた、古びたピアノを弾きながら自分で作った歌を歌っている。

あなたは 私の名前すら知らない
でも きっと 振り向かせて見せるわ

「ぎゃあ!?
 いつからそこに立ってたの!?」

 いつの間にかアリーの部屋にオースティンがいる。
 オースティンはアリーの質問に答えず、自分の用事を先に言う。
 何かとマイペースだなぁ。w

「このハーモニカ、値引きして貰えないかな?
 だって、おばあさんが飲んじゃったんだよ?」
「ここ、私の練習部屋なんだけど……立ち入り禁止って書いてあるでしょう?」

 注意書きを読まない男、オースティン。w
 そして、やっぱアリーと話がかみ合わない。w

「今の曲、良いね。
 でも、もっと良い感じにしたければテンポを上げないと」

私の名前も知らないけど
きっと 彼を振り向かせてみせる


 勝手に歌い、ちょっと歌詞を間違えてるオースティン。
 だけど、確かにこっちの方が良いかも。
 ちょっとだけ見直すアリー。

 ついでにハーモニカを弾いてみせる。
 たしかに何でも弾けるってのは嘘じゃないみたいだ。

「すげぇ、まだおばあさんのツバが残ってる!
 じゅーっ!」
「もう!
 さよなら!
 これからは書いてある事に従って!」

 一瞬見直したのが間違いか、オースティンを部屋から追い出すアリー。
 ハーモニカの唾を吹き飛ばしたり、汚いってば。



 数日後……ソニックブームのカウンターで、バイトをしているアリーが難しい顔で手帳をにらんでいる。
 歌詞が思いつかない。

 そこにトリッシュがやってくるが……今度はマジシャン、手品師の恰好。
 ボカンと店内に煙が湧いて――本当はトリッシュの周りに煙が出るはずが座標間違えてます――お客さんがビビる。w

「マジックショップでバイトするのだーれだ!」
「カップケーキシティの仕事はどうしたの?」
「出来の悪い店員はクビになるらしいんだ。
 ショックだとは思わない?」
「うううううう!!!」
「マジックショックフィンガー!」

 トリッシュが指先でつつくとアリーがしびれて痙攣する。
 手品用品の店には、びっくりイタズラアイテムも取り扱ってるもので、これもその一つ。
 ……うーむ、このトリッシュじゃ手品ショップをクビになるのも、そう遠い事じゃなさそうです。w

「……」
「そうだ、もう行かないと!
 五分休憩に入ったの、もう二時間も前だから!
 君の名前も知りたがってる~~♪」

 こりゃ、また首になるぞトリッシュ。w

 トリッシュが出ていく時に口づさんでいる歌。
 これって、ちょっと変えられてるけどアリーの作ってる歌じゃないの!?

「待って!」
「魅力にあふれた娘を求めてる~♪」
「ちょっと、待って……その曲、どこで聞いたの!?」
「インターネットで」

 アリーに言われて戻ってくるトリッシュ。

「インターネット!?」
「そう……。
 みんながコンピューターでいろんなものを見たり、買い物したりする……」
「インターネットが何かは知ってる!」

 インターネットのどこで聞いたってのよ!?

「あの動画、見たこと無いの?
 ほら、コレ……」

 トリッシュがスマートフォンを取り出し、動画共有サイトにつなぐ。
 そこに映っていたのは……あのオースティンが歌う姿だった!

スイッチ・オン 雷を起こせ
その力を見せつけてやれ
君は自由に歌えばいいんだ
君はきっと一番になれるさ
突き進め 望みはかなうはず
皆が君の歌を求める
聴かせて これからは君の時代だ

君の名前を知りたがってる
魅力にあふれた娘を求めてる
そのままの自分を 表現すればいい
みんなが驚いて 君に振り向くはず

君は注目の的さ




 この動画が大人気。
 再生数はすごい勢いで増えていき、老若男女が熱狂する。
 インターネット上の人気だけじゃ収まらず、テレビのニュースでも取り上げられる始末。

「一度聴いたら忘れない、その曲のビデオがネット上で200万回再生され、オースティン・ムーンは一夜にして注目の的になりました!」
「一夜にしてじゃないよ。
 二日以上かかったから」
「曲はどうやってできたの?」
「自然と。
 デズ、見てる~?」

 インタビュアー相手にさらっと言うオースティン。
 こいつ、天然なのか、それとも面の皮が厚いのか……。

注目の的さ
注目の的さ!

どうだ!




「私の曲だ!
 人の曲盗むなんて信じられない!
 もう絶対許さない!!」
「そうだよ、怒れ怒れ!
 面白くなりそう!」

 いきりたつアリーをトリッシュがたきつける。
 アリーはケータイを借りて、鼻息も荒くタイプする。

「よし……“Ally_cat88はこれ嫌い!”
 参ったか、オースティン!
 ウーッ、イェーッ!」

 ってやることは、動画にネガティブコメント付けるだけかよ。w

「興奮しすぎなんじゃない?
 そんなコメント一つじゃ、彼全然傷つかない。
 あいつに直接ガツンと言ってやろう!」
「だよね、行こう!」
「よーし!」
「んんん!!!」
「……マジックショックフィンガー」

 アリーの肩を掴もうとしてまた電気を流してしまうトリッシュ。
 本当にトラブルメーカーキャラだな。w

「オースティンの家、どこかな?」
「ネットで分かるよ。
 あ、ネットってのは……」
「知ってるってば!」

 職場放棄して行ってしまうアリーとトリッシュ。
 マジックショップの店長はもうトリッシュを解雇しようと決心している事であろうか。w



 住宅地のごく普通の民家。
 そこにオースティン・ムーンの家がある。
 オースティンの部屋は二階、さっきのPVを撮影してたのがそのまんま彼の部屋です。
 ……レトロなロボットとか、1mほどの緑の宇宙人の置物とか、どっちかというとおしゃれってより普通の男の子っぽい。

 そこにオースティンとデズがいて……オースティンが部屋の中で走っている。

「早く早く!
 ゆっくり~……早く早く!」

 ドアがノックされて、デズが開けると……アリーとトリッシュがいる。

「よぉ!
 楽器店のアリーだ」
「私はトリッシュ!
 大ファンよぉ!
 ……ごめん」
「言わせてもらう……あれ、何なの?」

 アリーはオースティンに盗作はどういうつもりかと問い詰めるつもりだったが……デズがおかしなことをしてるのに目が行く。
 オースティンが汗を拭いたスポンジをぎゅーっとしぼって、一杯ある瓶に入れてる?
 しかも、その一つ一つにオースティンの顔写真入り?

「コロンを作ってる。
 名前はオースティン!」
「オースティン……オースティン……オースティン……オースティン……」

 デズが残響を口でやる。w

「秘密の成分はボクの汗!」
「付けてみる!?」
「あんた嫌い!」
「有名になったからね。
 みんなオースティングッズを欲しがるようになる!」

 皮算用しまくりなオースティンとデズ。w
 しかし、汗のコロンなんて気持ち悪いだけだよ。

「他にもいろいろ考えた!
 オースティン……」
「ランチボックス!」
「オースティン」
「まくら!」
「オースティン」
「ピーナッツバター!」
「つぶつぶと」
「なめらか!」
「「うぅ~~ん」」

 どれもキャラグッズの定番。w
 ピーナッツバターはともかく。
 とはいえ、ただ顔写真を入れただけですな。
 ……スターの等身大の顔写真の入ったまくらの方はそれなりに“実用性”もあるかもしれないけど。w
 
 やっぱ、こいつ変な男子と思うアリー。

「それから、オースティンフィギュア!」
『ボクって最高、パンケーキが大好き!』
「ギャハハハハ!!」

 背中につながる紐を引っ張ると、しゃべる人形もある。w
 バービー人形みたいなサイズで、色々着せ替えバリエーションで稼げるぜ!

「ホントだよ、パンケーキは大好き!」
「「どうだい!」」
「オレの一番のお気に入りは……このオースティン泡吹き!」
「……いったい誰がこんなもの欲しがると思う?
 おぉおおおお!!?
 あぁあ、どうも
「ワワワワワワワ!」

 オースティンを模した生首フィギュアかと思ったら、おちょぼ口からバブルバス剤入りのお湯が噴き出すというお風呂用品のようだ。
 やだなー。w
 トリッシュがまた指でしびれさせてしまう。

「マジックショックフィンガーか……良いね」

 おかしなオースティングッズの話はここまでにして、アリーが本題に入る。

「あのね、くだらないグッズを見に来たわけじゃないの!
 曲を盗んだでしょ!
 うちの店で聞いた私の曲!」
「あの時聴いた曲か!
 気づかなかった……あぁ、そう言えばボクは一度も曲を作ったことが無かった……」

 天然すぎるオースティン。
 悪気があっての事じゃないけど、天然でつい曲をもってっちゃうとかなおさら悪いような。w
 アリーに謝るよりも先に、自分の事ばかり話す。

「あぁ、作ろうとしたけど全部失敗」
「ねぇ、あれは私の曲!
 みんなに本当の事を言って!」
「言えないよ!
 ボクが恥掻くじゃないか!!!
 人の気も知らないで!」
「!?」
「君って自分勝手だな!」

 むちゃくちゃなことを言うオースティンに一瞬唖然とするアリー。
 そっくりそのまま、そっちに返すよ。

「……その非常識な言い草からすると、このまま何もしないで済ませる気なの?!」
「いや、埋め合わせはするよ。
 そうだな……ほぼ実物大オースティンチョコは!?」
「どうだー!?」

 物でつろうとするとか、あきれた!
 しかも、そっくりなチョコの像――大きさは頭一つ分小さい、微妙さ――とか気持ち悪いよ!
 あまりにもふざけた対応に怒ってアリーは行ってしまう。

「ミルクチョコ、ビターチョコ?」
「トリッシュ!」

 トリッシュもおふざけに加わりそうになるが、アリーに怒鳴られて引っ込む。w
 アリーがいなかったら、突っ込み無しでボケ倒してるぞ、この三人。w



 アリーが怒って帰ってくると、店内にかけたテレビではショー番組の予告コマーシャルをやっている。

『今夜のヘレンショーは今、ネットで注目のオースティン・ムーンです!』
『生で歌って、くれるわよ!』

 なぜかオースティンが来る前からノリノリで踊ってるおばちゃん。w
 オースティンをテレビで見るのも嫌で、アリーはチャンネルを変えてしまう。

「もう、あの男本当むかつく!!」
『ボクは本当に才能がある!』
「曲を盗んで良く平気だよね!」

 トリッシュが持って帰ってきたオースティンのトーキング人形にも当たり散らす始末。

『一夜にして注目の的だ!』
「ヒモ引っ張るの止めて!」
『ボクは止められない、アハハハハハ!』

 人形をカウンターの天板にぶつけるアリー。
 ものに八つ当たりはいけませんなぁ。

「そうだ、今夜彼はヘレンショーに出るって。
 番組に乗り込んでって、真実をぶちまけよう!」
「生放送で、大勢の前で?
 そんなのできない……」
「やんなきゃ!
 曲を盗んだ最低野郎なんだよ?」

 人前に出ると聞くと急に不安になるアリー。
 実は一種の視線恐怖症で、人前で何か言うのが苦手でたまらないのだ。

 でも、そうたきつけるトリッシュ、ケータイの着信をこの曲にしてたりする。w

「良い曲だから!」
「決めた!
 パパ、休憩取るね!
 ちょっとテレビの生放送を妨害してくる!」
「分かった、楽しんで来て」

 アリーが無茶なことをするってのに適当に聞き流してるパパ。w

「行こう!
 私たちが今夜の番組のサプライズゲストになる!
 電話でたら?」
「良い、店長からだから」

 ひどいなぁトリッシュ。w



 幸いヘレン・ショーはマイアミのローカルテレビ局でやってる番組なので、テレビ局に行くのは割と簡単。
 しかし、アポイントメント無しでどうやってスタジオに入ろう……。
 そもそも受付前でどうやって通るかを考える。

「良い?
 生放送でオースティンのウソを暴く前に一つだけ問題が……あの警備員!
 でも、出演者か警備員の振りをすれば大丈夫……堂々と振る舞えばね!」

 トリッシュと作戦を打ち合わせるアリー。
 だけど……いざ、受付の警備員のおばさんの前に出ると舌がもつれる。

「何かご用ですか?」
「なにもぉ!?
 いえ、キッチンはどうですか?
 それか、トイレは?
 バーニーの友達なの、それかルールーの……」
「……」

 思いつく限りの言い訳を言うアリーに、なんだか怪しいという表情になるおばさん。
 トリッシュが入れ替わって、ごまかそうとする。
 ……手品師の恰好のままです。

「私たち、ヘレンショーに出るの。
 オースティンのバンドのミュージシャンよ」
「……ちょっと、お見通しだよ!
 オースティンのファンだろ!!
 彼はすてきで曲は最高だ、気持ちは分かる!」
「……」
「でもリストに名前が無ければ、中には入れない!」

 ファンってのは誤解だが、アポなしで入ろうとしているのを感づかれて、警戒されてしまうアリーたち。
 ピンチ。
 トリッシュはまだアリーよりは口が上手いようです。

「私、ミュージシャンって言った?
 あはは……違うの、本当はね……マジシャン!」

 ドォン!
 煙が上がり閃光ひらめき、一瞬警備員の目がくらむ。
 そのあいだにアリーたちは、行ってしまう

「嘘が下手だねぇ。
 マジックは上手いけど」

 こうして潜入に成功したところでCM。



 CM後、続き。
 スタジオから中継しているモニターではヘレンショーが始まっているのが見える。

『さぁーっ、次のゲストは?
 ネットで一夜にして注目の的となった、あの人です!
 オースティン・ムーン!!』

 何かと踊りながらしゃべるヘレンおばさん。w
 ……このヘレンやたらとキャラが濃いけど、レミレギュラーとか、何度も出てくるんだろか。w


 廊下でアリーたちがモニターを見ている。
 この先を行けばスタジオに入れるはずだ。

「アリーの出番!」
「やっぱり無理だよ、私が上り症なの知ってるでしょう?」
「怖いのは分かるけど、アリーならやれる!
 私がついてるから!
 ゆっくり時間かけて良いよ」
「ありがとうトリッシュ……」
「時間がない!」
「えぇ!」

 言ってることがちぐはぐなトリッシュ。w
 アリーを押してスタジオに入る。
 スタッフ用のエリア、カメラマンがいるところに出る。

 もうやけくそだ、怒りに任せてオースティンの悪事を暴露するアリーであったが……。

「ちょっと待って!
 真実を教えたげる、その男はイタチよ!
 かわいい動物のイタチじゃなくて、うそつきでズルいやつって意味!」
「ねぇ、アリー……」
「曲を盗んだの、あいつは曲は書けない……才能ないから!」

 アリーは勢いに任せてしゃべってるが、スタジオ間違えてます。w
 ニュース番組のキャスターのおじさんとおねーさんはポカーンとしてます。

「それに……これはヘレン・ショーじゃないっ!」
「ニュースが入りましたので、ヘレン・ショーのスタジオは隣!」
「……」
「……」

 間違いで番組に乱入しちゃってものすごくバツの悪いアリーとトリッシュ。
 おまけに警備員のおばさんが追いついて、二人をつまみ出す。



 ヘレンショーでは、オースティンが生で演奏している。
 そして、ヘレンも一緒に踊ってます。w

 何かと踊るなぁ、このおばさん。w
 演奏が終わり、拍手と歓声がオースティンを称える中、オースティンはヘレンに連れられてトークセットの椅子に腰かける。

「さて、もう時間が無い」
「うーん」
「残念だわ、あなたのオリジナルソングもっと聞きたいのに」
「ホントに。
 曲はいっぱいあるのに。
 時間があればなぁ」

 実際は曲は作れない、アリーから無意識的に取っちゃった曲だけしかないのに吹かすオースティン。
 いや、悪意はないんだろうけど、ついつい口から出まかせが出ちゃう天然で……。

「じゃ、明日歌ってくれない?」
「!?
 明日!?」
「そう」
「別の曲?」
「えぇ」
「明日?」
「明日よ!」

 ここで冷静になって冷や汗をかくオースティン。
 もう一曲とか、無理だよー。
 いきなりトークショーで二日連続なんて考えても無かった。

「あの、それは……」
「良いでしょう?
 ファンをガッカリさせないで、ねぇみんな!」

 ヘレンが話を振ると、客席からどっと拍手と歓声が響く。

「イェッ!」
「……そうだな。
 明日だっけ?」
「みんな聞いた!?
 オースティンが明日、新しいオリジナルソングを歌ってくれるわよぉ!
 イェッ!」
「……」

 オースティンは暗澹たる気持ちで、踊るヘレンを見ていた。
 こりゃ、どーしよー……。



 その日の夜。
 アリーが店番しながらノートに歌詞を書いてると、トリッシュがやってくる。
 またもや服装が変わっている。
 エプロンに……犬を模した帽子ということは、ペットショップか?w
 
「ペットショップでバイトするのだーれだ!
 ワンワンッ、ニャオニャオ!」
「……マジックショップ、二日も続かなかったね。
 新記録じゃない?」
「今度のしごとは頑張る!
 その前に……蛇を見なかった、大きさこのくらいの!」
「うわぁあ!」
「あぁ、多分毒蛇じゃないから」

 ヘビが逃げたと聞いて、ビビるお客さんたち。

「まぁ毒蛇の可能性もあるけど……」
「うわぁああ!!」
「……」
「アリー頼みがある」
「毒蛇男が来た」

 オースティンがソニック・ブーム楽器店にやってくるが、アリーの対応は厳しい。

「明日までに新曲が必要だ」
「ふんっ、自分で書けば?」

 アリーが真実を明らかにしろと言っても断ったくせに、困った時にだけ泣き付くなんてオースティンは都合よすぎ。

「無理だよ、自分で作ってみたけど……聞いて!
 す~ぐに歌が必要~、歌歌歌歌歌歌~~」
「……」
「最後の歌詞はオレが!」

 あまりに酷くて絶句するアリー。
 他力本願すぎでしょ?

「それじゃあ、こんなのは?
 手伝う気はないわ~、出てってよ~♪」
「韻を踏んでない!」
「帰ってよ~♪」

 アリーが背中を向けて、上に上がろうとするところにようやくまともに謝るオースティン。

「それで良い。
 怒るのもわかるよ。
 盗むつもりは無かったけど……ボクは確かにイタチだ。
 かわいいイタチじゃなくて、人の手柄を横取りするイタチ」
「うん……」
「ホントにごめん」
「……」

 オースティンが真剣に謝るが、一度振り返ったアリーは背中を向けてしまう。

「いつも父さんが音楽なんて時間の無駄だって。
 成功する確率は億兆分の1」
「あ……私もパパに同じこと言われた」
「うちの親父はこうだ。
 “デズ、犬に命令するな”!」
「はぁ?」

 デズの方はともかく、オースティンの言葉に共感を覚えて、アリーはちょっと話を聞いてみても良いんじゃないかと立ち止まる。

「もう注目される事は無い。
 父さんが正しかったな……」
「オースティン待って!」

 しょんぼりと引き下がろうとするオースティンを、今度はアリーが追いかけ呼び止める。

「……」
「あと一曲だけね」
「良いの、やったっ!!
 ありがと、アリー!」
「その前に一つお願いがある!」
「何でも言って」
「えっと……」

 オースティンの天然だけど、素直なところにちょっと面食らうアリー。
 根は悪い奴じゃないんだけど……。

 というか、いつの間にかオースティンが目の前近くにいて、いつもの対人パニックが出る。
 頭の中真っ白で何言ってるんだか自分でも分からない。

「それじゃ私……あ、何て言うか……ハムが欲しい!」
「……」
「ハムって言った?」
「言っちゃったみたい」
「じゃあオレのハムやるよ!」

 なんでか、でっかいハムの塊を携帯しているデズ。
 バカ(※)は肉々しい肉を好むっ!

(※ 『ジーク&ルーサー』の主役二人や、『アイ・カーリー』のサムとか)



 曲を作るためにオースティンを連れて、倉庫みたいな部屋に戻るアリー。
 何気にオースティンと二人きりです。

「18時間で最高の曲を作らないと」
「えぇ……」
「作れ!」
「えぇ、でも……そんなに簡単じゃない」
「手伝うよ。
 最初の音だ、続けて、さぁ」
「あなたが曲を書いたことないなんて、信じられない」

 ピアノの鍵盤を一つたたいて、むちゃくちゃな事を言うオースティン。
 インスタントコーヒーじゃないんだから、せっついたからってすぐに曲が出来るわけじゃないのに!

「普通はどう作る?」
「それは、色々……ふっと曲が思い浮かんだり、ノートに歌詞を書きためたり」
「……」
「私のノートに触らないでっ!」

 不意にノートに手をのばしたオースティンを諌めるアリー。
 やっぱりオースティンは天然で傲慢で自分勝手なところがあります。

「どんな歌詞?」
「そうねぇ……“あなたのハートが泣いてる”」
「暗いな」
「それじゃあ……“真夜中の悲しみ”……」
「もっと暗い!
 暗すぎ!
 楽しい曲でなきゃ!
 太陽みたいにね!
 君は、まるで真っ暗闇!」

 いろいろダメだしするオースティン。
 アリーとしてはそこまで言われるとむっとする。
 悪気はないんだろうけど、言う事が辛辣すぎる。

 しかし、ヒットしたあの曲もオースティンの元の歌詞から全然意味が変わってるんだよなぁ。

「……」
「まずはリラックスだ。
 そしたら想像力が湧くよ!
 目を閉じて!」
「リラックス?
 なんで?」
「閉じろ」
「はい、閉じる」
「……」
「ノートに触らないでよ!」
「……オーケー」

 図星を突かれて、ノートを奪おうと伸ばした手を引っ込めるオースティン。w
 こんなことしないでもノート貸してくれればいいのにと気楽に思っているけれど、アリーにとっては一曲一曲頭を絞って、時間をかけて作りだしたもので、簡単に渡せるものじゃない。

「じゃあ想像して。
 家に帰ると、チアリーダーがいる!」
「それ、私は別に楽しいと思わない」

 そりゃ、男の子はセクシーなチアリーダーでウハウハだろうけど、女子にとってはどうでも良いよなぁ。

「じゃあ、君はステージで歌を……」
「ダメダメ!
 すごいあがり症なんだから!」
「じゃあ、ビーチにいて……」
「あーやだ、砂が入ってくる!!
 やだ、あの男の人Tバック!?」
「やめたっ、ビーチは無し!」

 アリーの言葉で想像しちゃっていやーな気分になるオースティン。w
 どうも、チアリーダー抜きにしても二人の好み、好きな物は全然違うようだ。

「……君の好きなものは?」
「ピクルスかな!?」
「じゃあ、ピクルスを食べて」
「店で食べるのは禁止!」
「分かったよ!」

 何かと店のルールに厳しいアリー。w

「じゃあ、こうしよう。
 ……ボクが目を閉じるから、想像させたい事言って」
「それじゃあ……これはどう?
 私が曲を書くのをやめる」
「オーケー……チアリーダーはいる?」
「オースティン、やっぱり曲は作れない、あきらめよう」
「ちょい待ち!
 まだ早い」



 下の最新の楽器を使うために移動する二人。
 曲の模索の間に営業時間が終わって、お客さんたちは引っ込んでいる。

「これで良し!」
「ねぇ、何してるの?」
「君を楽しませる!
 オー、イェーイ!!
 フゥーッ!」

 オースティンがノートパソコンをいじり、店中にダンスの音楽を流し、ディスコライトを焚く。

「あっ、ダメよ!」
「ほら、踊ろうって!」
「ああぁ!
 悪いけど、ダンスは、苦手、なのっ!!」

 逃げようとするがオースティンに手を取られてダンスのパートナーにされるアリー。
 ピーッ、オースティンがホイッスルを吹くと、上からデズとトリッシュがしゃしゃり出る。
 こっちはラメラメの気合の入ったダンスコスチュームに身を包んでいる。

 二人がノリノリで踊るのを見ていると、アリーもなんだか楽しくなってくる。

「すごい……」
「な、楽しもう!」
「だけど、私……」
「大丈夫出来るって!」
「リズムに乗って!」
「ほら踊って!」
「ウォーッ、ウオーッ!!
 これで良い?」

 腕を振ってゴリラのように踊るアリー。

「これマジ……」
「こんなひどいダンス見たことないよ……」

 アリーのダンスのひどさにドン引きしているトリッシュやオースティン。w
 それでムキになってアリーがダンスに熱を入れる。

「そんなことない、ほらぁ!
 ほーっ!
 イェイ!」

 いつの間にかアリーも一緒に踊っている。

「ウーッ!」
「これ、効果あるかも!
 なんか楽しくなった!
 何でもできそうな気分!
 側転やるから見てて!
 ううん……側転は出来ない!」

 何故側転なんだろうかはともかく、アリーの顔が上気してやる気に満ち満ちている。
 これなら良い曲が出来そうな気がする。

「想像力を無駄にするな!
 ほら!」
「そうだ、曲を書こう!」

 アリーとオースティンが一緒にピアノに面し、連弾する。
 そうして、何時間もかけて曲を作っていく。
 寝る間も惜しみ、試行錯誤。
 ご飯を作ったり、食べに行くのも時間がかかるので、中華屋のデリバリーで済ます。

影に隠れてばかりじゃダメだ
怖がらずに踏み出そう
暗闇に閉じこもるのはやめて
明るい世界に出るんだ
挑戦しなきゃ何も得られない
生まれ変わろう

目の前の壁を破るんだ
すべてをぶつけろ
思い切って立ち上れ 壁を打ち破るんだ
壁を打ち破るんだ
目の前の壁を破れ

自分のすべてをぶつけ 壁を打ち破るんだ
壁を打ち破れ

 日の出を越えて、お昼になってようやく、アリーとオースティンの共作の歌が出来上がる。

「たった一日で出来たぞぉ!」
「オォ、フゥ!」
「すごく良い曲だ」
「だよね!
 急いでオースティン、ヘレンショーまで1時間しかない!」
「アリーも急がないと」
「……」
「一緒に来てほしい」
「それ、本気なの?」
「だって、ヘレン・ショーに出られるのは君のおかげだ」
「あ……」
「ありがとう」
「あ、そっか……」

 ハグすべきか拍手すべきか迷うアリーとオースティン。

「早く行こう」
「そうだね」

 結局、急ぐのでどっちもしないで行く。

 外に出ようとしたところで、デズ&トリッシュと鉢合わせ。
 トリッシュはまた新しいバイト先の服装です。

「やったぞ!」
「曲が出来た!」
「出来ると思ってた!
 これ、プレゼント!
 マグストアでバイトするのだーれだ!」
「“おめでとうやっぱりできた”あぁ、うれしい!」
「せっかくだから、これも上げるー」
「“出来なくて残念、でも頑張った”?」
「念のため、両方用意しといたんだ。
 なんでわたしちゃうかなデズー!」

 今度のバイト先はメッセージカップギフトの店なのか?w
 トリッシュに言われてぼりぼり頭をかくデズがおかしい。

「とにかく行こう!」
「ヘレン・ショーへ!」
「いこいこっ!」



 そしてヘレンショーのスタジオへ。
 今回はオースティンと一緒なので、アリーたちもつまみだされない。

「この後、オースティンが新曲を披露してくれます」
「何百万って人が私の曲を聞くんだ!!」
「マグストアやめて、こっちに来てよかった!」
「……」

 またやめたのか。w
 友達のことながら、ちょっとトリッシュが不安になるアリーであった。

 と、そこにオースティンがあわくって駆け込んでくる。

「ピアノ担当が病気になった!
 アリーがピアノを弾いて」
「そんな……テレビに出るなんて無理!
 あがり症だって言ったでしょ!?」
「カメラを全部止めて、お客さんには目を覆ってもらったら?」
「ダメ、無理無理!
 そんなのできない!」

 デズは無茶苦茶言うなぁ。w

「簡単だよ。
 こうするだけ、左手右手……簡単だって」
「君の歌詞にあるだろう?
 思い切って、壁を打ち破れ」
「……ごめんなさい」
「待って!
 良い方法がある」

 しり込みするアリーにオースティンの授けた名案とは?



「本番まであと30秒!」

 スタジオの奥の暗幕に顔を突っ込んでオースティンが言う。

「これなら誰にも見られない。
 上らずに済むだろう?」
「ここでも上がりそうだけど……がんばる」

 暗幕の中、姿を見えないようにしてアリーが演奏する。

「君ならやれるさ!」
「お待たせしました!
 新しいオリジナルソングを歌ってくれるのは……オースティン・ムーン!!」

 ヘレンの司会から、演奏が始まる。
 暗幕の裏でアリーはピアノを弾き、みんなの視線の中でオースティンが歌う。

「ありがとう、この曲を書いてくれたのは、アリー・ドーソンです。
 最初の曲にも関係してる。
 では、紹介しましょう、アリー・ドーソン!」

 って、暗幕があいちゃった!!
 緊張しまくって、頭の中が真っ白になるアリー。

「恐怖に立ち向かうんだ、良い考えだろ?
 お礼は良い!」

 緊張のあまり、四つん這いで――足が動かない――逃げ出すアリー。
 かっこ悪すぎる。w

 サーチライトに追われて逃げ出し、ドラムを頭にかぶって、暗幕を引っ張って隠そうとするが……セットを引き倒してしまう。w
 電気コードでつながってるセット同士が将棋倒しになって、番組はもう滅茶苦茶!!
 ヘレンもオースティンも唖然としています。

「あー、それじゃあみんなアリーに……拍手を……」
「……」

 ヘレンショーの看板まで落ちてきて、もうグダグダ。
 こりゃ、出入り禁止も喰らうかも。w



 翌日、ソニックブーム楽器店の上階。
 アリーとトリッシュが歩きながら話してる。

「おばあさんとのデート、どうだった?」
「映画の間、ずっと寝てたから、帰りのバスで全部話して聞かせた」

 さて、練習部屋に戻るかと……ドアを開けると……。

「はは!」
「ヒャッホウ!」
「私の練習部屋が!?」

 中にはオースティンとデズがいる。
 おまけに、部屋はすっかり模様替えされていて、別の部屋みたいになってる!?
 ……オースティンとデズの屋内ビークルやオースティングッズの山は何なんだという感じだが。w
 それに、新品の立派なグランドピアノも置いてある!

「一体どういうこと!?
 なんで二人がいるの!?
 ピクルス!
 それよりピアノだ!
 すごい、わぁあ!」
「ヘレンショーに出演した時のギャラで買ったんだ」
「まさか、そこまでしてくれるなんて……」

 感動するアリーだが、なんかちょっと勘違いしてりゃせんか?

「ありがとう!」
「ボクもここに入り浸る事になるし、だから居心地良くしたかったんだけどね」
「え、ボクも?」
「アリーと組みたいんだ!」
「一緒に……過ごす時間が増えちゃう?」

 この天然オースティンは、アリーの家に入り浸るつもり全開ですよ!!

「君はあがり症のソングライター!
 ボクは目立つのが大好きな歌手!
 最高のコンビだ、そうだろ?」
「……」
「……」
「パートナーね!」

 オースティンはマイペースで相手しづらい相手。
 だけど、こうして大注目を浴びてるバンドにかかわれるのはとても名誉でやりがいのある事だ。
 アリーはオースティンとの協力を受け入れることに決めた。
 ……でも、まだ二人はどんな距離を取っていいんだかわからない。
 オースティンはハグしようとして、アリーは握手しようとして……結局どっちもやらずじまい。
 まだまだ二人はちぐはぐです。

「オースティンのマネージャーはだーれだっ!」
「トリッシュは仕事の経験が豊富なんだ、履歴書8ページもあったんだから!」
「……」

 トリッシュがオースティンのマネージャーに?
 どっちも適当同士で意外とあってるかも。

「毎週金曜、新曲をサイトにアップしてね。
 ファンがまってる!
 私は金曜が休日、他の平日も」

 ……いや、この適当さはダメだろ。
 いやしかし、それ以前にさらっとむちゃくちゃ言ってない!?

「ちょっと、毎週新曲を作れってこと!?」
「ビデオ撮影に猿一万匹とウェディングケーキが要る!」
「カメ一匹とドーナツなら良いわよ」
「それはもうあるよ!」

 カメラマン担当のデズはPVのために無茶苦茶なプランを立てる。

「嘘だろ!?
 ボクの動画が二位に落ちた!」
「1位になったのは?」

 スマートフォンで自分の動画の順位を逐一調べてるオースティン。

「ヘレンショーの君!
 ヘレンにゲロ吐いたところまで映ってる!」
「……」
「有名人だね、ボクのおかげで!」
「ホントありがとう、ちょっとこっちに来て……ほら!」
「ねぇ、オレもオレも!」

 オースティンのせいで酷い目にあった仕返しに、オースティンに泡ぶろマシンから噴き出す泡をぶつけるアリー。w
 
「あははははは」
「あははははは」

 でもオースティンやデズはおかしがって笑ってます。
 ほんとう、こいつらは。w

 とここで、第1回は終了。

 天然で自信過剰なオースティンと、真面目であがり症のアリー。
 今後どうなるのであろうか。
 とりあえず、メインキャラみんなボケ倒し。w
 アリーが一人で真面目にちゃんとした方向に話を誘導します。

 とか言いつつ、2話以降は見るかどうか決めてないのだが。


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6件のコメント

[C987]

あの、私、とてもオースティン&アリーがだいすきなんですけど、トリッシュのことを100キロ超えなどと悪く言うようなことは書かないでいただきたいです。あと、アリーは抜けてはいません。抜けてるのはデズです。1話しかみていないのに、登場人物を悪く言ったり、まだ見ていない人の楽しみを奪うのはやめてもらえないでしょうか。それだけです。
  • 2014-08-06
  • 投稿者 : はるか
  • URL
  • 編集

[C990] Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。
各記事の冒頭で、個人的な感想を含むことと、ネタバレに関する注意喚起の文を掲載しております。
その後の追記部分をオープンして続きを見ている時点でその注意喚起に同意・納得していただけているものと解釈しております、あしからず。
記事は1、2話とスペシャル分を書いただけですが、継続して視聴しております。
また、タイムスタンプのとおり、この記事は放送1回目直後のものです。
  • 2014-08-06
  • 投稿者 : Mr.Universe
  • URL
  • 編集

[C992]

(投稿者 はるかさんとほぼ同じ内容なのですが・・・)
私もオステイン&アリーの大ファンで確かにすこおしアリーは天然なところがあるかもしれませんし,トリッシュもぷっくりとしていますが,それも登場人物の個性です。なのでアリー役のローラマラノさんやトリッッシュ役のレイニロドリゲスさんたちを悪く言うのはやめてください!!
  • 2014-08-09
  • 投稿者 : 名も知れぬお方
  • URL
  • 編集

[C993] Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。

>アリー役のローラマラノさんやトリッッシュ役のレイニロドリゲスさんたちを悪く言うのはやめてください!!
これなのですが、私が書いているのはいつも“個人的な感想”でありまして、“演じている役者さんをえらそうにあざ笑ってる”のではなくて、ドラマの脚本家が書いたプロットに従って出演者の演技で作られた“劇中のキャラクターに気持よく笑わされた”、“ここが面白かった”ことの個人的な感想を書いていまして、それを通して、脚本家さんのプロットと出演者の演技に賞賛を送っている――でもそれを毎回書いてるとくどくなるので書いてません――わけです。
基本的にディズニーチャンネルのドラマはコメディドラマで、脚本家も出演者もわざとおかしなことをして視聴者を“笑わせようとしている”わけで、それを笑わないっていうのはドラマの魅力の何割かが抜けてしまうことでしょう。
例えば、ディズニーチャンネルが公式に番組の間で流している数十秒の番宣でもドラマのキャタクターを「カッコつけ」「ガミガミ屋」「不思議ちゃん」「目立ちたがり」的などっちかというとネガティブな切り口で紹介することがありますが、それは“悪く言っている”、“是正されるべき”ことなのですか?

もともとそうやってコメディとして作られていない――笑うのが妥当じゃない――ドラマならば、登場人物たちはわざとらしい失敗やおかしなボケをしないはずですよね?
そして、これらのドラマがそういう笑っちゃ駄目なドラマとして作られていたらきっとつまんないだろうし、少なくとも私は見ません。

ところで、100kgデブと言う表現に妙に引っかかってるようですが、あれは比喩表現という物だったのですが……なんだか引っかかってるようなので、そこは変更しておきます。
またレイニ・ロドリゲスもああいう体格と言う個性を持っていたからこそこのドラマに起用された――そして番組の間はプロ意識を持ってその体格を意図的に維持している――はずだと思うんですけどね。
  • 2014-08-09
  • 投稿者 : Mr.Universe
  • URL
  • 編集

[C995]

そうですよね…何も知らないただの読者が失礼なことを言って、本当に申し訳ありませんでした…このようなことを書いたのには、それなりの理由があったからですよね!本当に申し訳ありませんでした
  • 2014-08-11
  • 投稿者 : はるか
  • URL
  • 編集

[C996] Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。
行き違いが解消されて幸いです。
  • 2014-08-11
  • 投稿者 : Mr.Universe
  • URL
  • 編集

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 好きな回避能力はトランプルと被覆です……それって回避能力?
 それから海外TCGのてきとーな紹介とか。
 デッキレシピや大会報告、メタゲームといった一線級のネタは期待できません、ゴメンナサイ!
 マーブルでもマーヴル、マーベルでもいいやんか!

 なにぶんテキトー極まりない妄言ばっか書いてるオモロマンなので間違い勘違いに突っ込みとか、コメントとかしてくれるとありがたいです。
 ただ、httpやエロい言葉なんかが入ってるとはじかれるかも?
 この辺説明を読んでくれるといくらかこのブログの読み方が分かるかも。
 このブログにリンクを張るのはお気軽お好きにどうぞやってください、宣伝になると嬉しいです。
 引用に関しても、引用元を明記していただければご自由に。

 現在ライブオン最新ブースターパック「アニメスペシャルブースターパック」とか、メイプルストーリーitcgの英語版第4弾「NPC Heroes」第5弾「BEHOLD ZAKUM」のスポイラーカードリスト、掲載中です。
 そもそもスポイラーって何?という人向けの説明はこちら

 あと、ライブオン小説とかもあるよ。

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投稿日時 : 2012年06月 03日 (日)
カテゴリー:  テレビや読書の感想
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