カートゥーンネットワークでやってるアニメ『アドベンチャー・タイム』の感想文って言うか、ネタバレあらすじ、セリフ丸写しスクリプトでがす。
ジェイクとフィンはアップルパイのお礼に、ちいさなゾウのツリートランクおばあちゃんが伝説のクリスタル・きらきら・リンゴを探すのに同行するのであった……『ツリートランクの冒険/Tree Trunks』。
前半サブタイトルは『アイスキングの花嫁』。
原題は『Prisoners of Love』。

ジェイクとフィンが笑っている。
「あははははは」「ぎゃははははは」
雪が積もってる中をそりで滑ってる……いや、キャスター付きの椅子をそりにして滑ってる。w

一面雪景色で、遠くには氷の塊が山のように突き出している。
ここどこよ?
「フーッ!」「イェーイ!」
雪の巨人の頭を吹っ飛ばしたりして大いに飛ばすフィンたち。


……巨人が転がってる雪をこねて頭を作り直すと猫になってる。w

「イェーイ!」
「あははははは!」
散々遊ぶフィンたちだが、そりが壊れてしまう。
そりというか、椅子の背もたれが真っ二つになって、キャスターの軸がひん曲がっている。
「あぁ、まずい、そりが壊れちゃった!
そうだ、雪で作っちゃお。
どしたの、ジェイク?」
「んんんんん、ぶはぁ!
ハハハハハ、そりなんてガキ臭い。
オレの腹に乗れ!」
「オッケー!」
雪に埋まってたジェイクが巨大化して抜け出すと、フィンにメタボ腹にしがみつくように言う。
「フゥーッ!!!」
「イェーイ!!」
ジェイクがそりになって滑っていく。

もうむちゃくちゃ。w
「最高だーい!」
「あはははは」
今度はフィンがそりになってと繰り返す二人。




しかし、そうやって滑ってるうちに……フィンが寒くなってくる。
凍りつきそうだ。
「変わって、お願い!」
「あはははは」「ペンギンだぁ!」
「ぬぉおおおお!!!」
そうしてるうちに、埴輪っぽいペンギンと一緒に氷の縦穴に落ちていくフィンたち。
これもアドベンチャーと楽しんでますが、これヤバくないですか?

洞窟は途中で終わり、二人は空中に投げ出される。
「わーい!」
「空飛ぶ犬のお通りだぜぇ!」
「わぁあ!」

そんな二人――ジェイクは巨大化していて、プールにでかっ尻で突っ込んだ時に水が跳ね上がるように、雪が辺りに吹っ飛び、クレーターを作る――が突っ込んだ先には、王冠をかぶって白いひげを蓄えた氷の世界の王様がいて、とばっちりを喰らう。
「へへへ、計算通り!」
「なんじゃと!?
アイス王国に何の用じゃ、不届きものめ!」
「ここってアイス王国なんだぁ?」
「何故ワシがここにいると思っとる!
このアイスキングを知らんとでも言うのかぁ!!!」
「知ってる、アイスキングと言やぁ、とんでもない大マヌケ」
「わはは。
わー、言っちゃったね」
アイス王国で好き勝手駆け回り、現住生物にぶつかったりとか、アイスキングに迷惑かけておまけに失礼な事を言うフィンとジェイク。
これはアイスキングが怒るのもしょうがない。w
でもまぁ、こういうアニメは男の子の原理が優先されるので、面白いことの方が重要か。w
「ワシはアイス王国の王であるぞ!
つまりここはワシの領土、お前たちはワシの国に無断で侵入した!
法に背いたのじゃ!」
「なぁ相棒、オレたちはカッカしないで行こうぜ」
「だね〜。
でもボクらの目の前にいるやつはマグマ並みにアツアツだ」
「ふーふーふー」
「何だよジェイク、アツアツってのは怒ってるって意味だよ?」
「またまた。
お前があいつとアツアツなんだろ?」
「ちっがうよぉ、なにそれぇ!」
「つべこべ言うな!!」 フィンとジェイクがまさに小学生のような減らず口をたたいていたら、アイスキングがキレる。

「ここはワシの国なのじゃ!
お前たちのようなものが勝手に入ってくることは断じて許さん!
覚えとけここではワシが法になる!」
「は〜〜、怒りっぽいってカッコ悪い」
「何じゃと、王に向かって!!
ワシはこの国で、いいい、一番……!!
あぁ、その……んんんんんん!!」
頭に血が上ってどもりだすアイスキング。
「分かった、もう良い!
目覚めよ雪のモンスターたちよ!
さぁ行け、不届き者たちを追い出せ!!」
実力行使に出るアイスキング。
雪の中から不格好な人型や恐竜の形をした雪のモンスターたちが這い出して、フィンとジェイクたちに迫る。

フィンとジェイクはさっき自分で作った雪のクレーターの中にいて、這い出すのはちょっと手間がかかりそう。
「ありゃりゃ」
「ハハハ!
はっ、へっ、とりゃっ!」
「ヒューッ、ハハッ!」
「ていていてい!
あぁあああ!」
「ウーリャッ!」
しかしこれも面白い運動とばかりに蹴散らしていくフィン。
ジェイクも足元にいた小さな雪小人を丸めて雪玉にして投げつける。
フィンの活躍や同士討ちで雪のモンスターたちは倒れ、雪の山になってしまう。
……この倒れ方、なんかグロいなぁ。
「フゥー、フフゥ!」
「ははは!」
「さすがフィン、やるなぁ!」
「フン、ただではすまんぞ」
「はは、そーう?」「ま、そりゃそうだ」
余裕のフィンとジェイクだったが……アイスキングの魔法で一瞬で氷漬けにされる。

「えっせ、おいせ……」
アイスキングが氷漬けになった二人を押し車に乗せて、グネグネ曲った坂を上っていく。

そうしてたどり着いた山の上で休憩。
「はぁ、腰が痛いのぉ……。
あぁあ……はぁあ、おやつにするか。
っと、ヨーグルトチップ……あぁ、美味い。
あぁ、やれやれ……」
ジップロックつきの袋に雑多におやつを入れてるのがなんか生活感あっていいなぁ。w


よっこい車を押して、氷の洞窟の中へ。
「王様のお帰りじゃ〜。
いやぁ、お嬢さんたち」
アイスキングの住居には氷の檻があり、中には女の子たち――王冠付けてるのもいるし、プリンセス狙い?――が閉じ込められている。
って、第一回のランピーもいるし。w
……ボロ布被って宝石の代わりにいびつな割れガラス飾ったホラー系のプリンセスは一体……。





「あぁ、やだ戻って来たわ……」
「怖い……」
「大変だわどうしよう……」
「よしよし……良いものを連れて来てやったぞ!
見ろ、こどもとワンちゃんだ!」
アイスキングは檻を開けて、氷漬けのフィンとジェイクを投げ込む。
危ないって。w
「あぁぁ!?」
「フィンじゃない、大丈夫?」
「あれ、ワイルドベリープリンセスに、ホットドッグプリンセス、これっていったいどういう事?」
「皆あいつに捕まったの……」
「アイスキングめ!」
ゼリーのプリンセスの説明を受けて、アイスキングへの憤りをたぎらせるフィン。
展開はやいなぁ。
「何じゃ?」
「どーしてそんなことするんだよぉ!」
「お前には分かるまい!
ワシはただお妃になるプリンセスを連れて来ただけじゃ」
「でもなんでこんな集めたんだ?
結婚するのは一人だろ?」
「沢山の中から妻にふさわしいものをじっくり選ばんと。
若いお前にはぴんと来ないだろうが、結婚とは永遠で大切なものなんじゃ。
急いで決めたりしちゃならん!
良いな」
語るアイスキング。
行動はともかく、理念はおかしくないんだけど、男の子には理解しがたいものでもある。
「アイスキング、こんなのダメだよ。
出してあげて。
みんなここには居たくないんだから」
「そんなはずはない!
帰りたくなる者など、とっくに始末しとる。
な、そうじゃな?」
アイスキングに尋ねられてあわててうなずくプリンセスたち。
そりゃ命が惜しいから、嘘だっておべっかだってつきますわ。
ランピーだけずっとぷーっと膨れて、明後日の方見てるのが良いなぁ。
反抗期のおねーさん。
ドンドン、キチガイ度のアップしていくアイスキング。
「心配しなくて良いよ!
約束する!
ボクとジェイクでみんなの事を絶対に守るから!
それだけじゃない!
みんなが自分で選んだ相手と幸せに結婚するのをボクが見届けてあげる!」
「イェーイ!」
「ほざきおって!」
プリンセスの前で大見栄切るフィン。
でも、アイスキングも見てるわけで、無駄に警戒させてしまう。
ザックを開けて解決策を模索するフィン。
「それじゃあ……アイスキングをやっつけるものを探さなくちゃ!
双眼鏡、歯ブラシ、ペットボトル、ノート……セーター……おやつ……フルート!
だぁあい!」
ボロボロで穴から草が生えたフルート。


ちょっと吹こうとしてダメで、こんなん使えるかいと投げたら、ばらばらになって落ちる。

「壊れちゃった!」
「あぁ、何やってるんだよ!
フルートの音色であいつの心を溶かせたかもしれないってのに!」
「くそぅ!」
「アハハハハハ、ヒヒヒヒヒ!
ヒッヒッヒー!」
フィンたちがムキになってるのを見て、笑い転げるアイスキング。
……変な踊りやケツたたいたり、喜びすぎ。w


「残念だったな小僧。
プリンセスたちよ、見ただろう?
こんな奴当てにするだけ無駄じゃあ」
「気にするなフィン。
オレ様が助けてやる!
この手の鍵でよ!」
「そうはさせるか!!」
「うぉおおお!!」
ジェイクが手を鍵に変形させて、開けようとするが……割り込みアクションでアイスキングに氷漬けにされてしまう。
首だけでてるのが苦しそう。

ジェイクの魔法ってこういう変身系ばっかりなのか?
「ジェイク!」
「ざまみろ!」
「なんのこれしき……」
「アイスキング、親友になんてことするんだ!
早くここから出せよ、ボクと戦え!!!
もうブチ切れそうだ!!!」 フィンが顔を真っ赤にして怒鳴り、柵にしがみついて、手足をばたつかせる。
もちろんアイスキングには届かないのだが。

「うぅううううう!!!」
「ほぉ、ワシをやっつけるつもりなのか?
あぁ、失礼。
トイレに行かなきゃ。
おしっこしたーい」
激怒するフィンを尻目に悠々トイレに行くアイスキング。
他人が怒って怒鳴り散らす様を、絶対手の届かない、安全な場所から見るのは楽しいのだ。
「むぎぎぎ……アイスキーング!!」
「フィン」
「はぁぁああああ!!!
あ、ジェイク、大丈夫?」
「オレの事は良い、それよりもプリンセスたちを頼む!」
「おっとそうだった。
ごめんね、みんな」
フィンはジェイクの言葉で冷静さを取り戻して、プリンセスに情報を聞く。
「スライムプリンセス、大丈夫?」
「ずっと閉じ込められているの。
あの男に好きな遊びやスポーツは何かって聞かれたけど……なるべく教えないようにしたわ」
「そうなんだ……」
緑色のプリンセスが壁に刻んでいる日付はすでに23日目。

「ランピーは元気?
調子はどう?」
「退屈よぉ。
楽しい事が何もないもの!」
「何じゃと、退屈しとると言うのか?
昨夜は赤ちゃん何とかとボトルプリンスの話を読んで聞かせたじゃろう?」
「そんなのちっとも面白くなかったわ!」
戻ってきたアイスキングがちょっとショックを受けている。
おじいさんのアイスキングが気を使っても、今時のプリンセスには面白くないのだ。
ランピーはやっぱ今回も男声なのな。w
「あぁあ、他のプリンセスもそうだったのかね?」
「そうよぉー」
「全然楽しくないわよね」
「退屈で死にそうだったわ」
女子の容赦ないダメだしでへこむ非モテアイスキング。
「だから、良いものを見せてやろう……きっと楽しくなるはずじゃ。
ワシに任せるのじゃ」
そう言ってアイスキングが向かったのは音楽キーボード。
「チューラランチューララン……。
さぁ、ワイルドベリーのお嬢さん、こっちに来てこれを弾いておくれ」
「私、弾けないわ……」
「おいで、ワシが教えてやる。
キーボードに手を乗せてごらん?
そう……で、こうじゃ……タンタタン」
「私には無理よぉ!」
野イチゴ姫を呼び出してキーボードの練習を行なうアイスキング。
練習のためとは言え、手を添えるのがセクハラ爺っぽい感じでいやーん。w
しかし、姫たちはキーボード弾けないとかより、アイスキングの機嫌を損ねたら何されるか分からないのでおびえて、楽しむどころではない。
「今手本を見せたじゃろう?」
「無理強い反対!」
「弾け!
さもないとジュースにしてしまうぞ!」
「うわ、こわぁい……」
「よし、良いぞその調子だ」
強引に弾かせるアイスキング。
さらに檻の中にタンバリンやマラカス、笛などを投げ込んで、みんなに演奏するように強いる。
「ほれ、お前たちも好きな楽器を持って!
きっと楽しくなるぞ!」
「うぅうん!!」
そしてアイスキングはドラムをドコドコやり始める。
……なんかジェイクの氷から突出した顔まで青白くなってるんですが、寒くて体力を喪失してる?
「うーん……」
「何を考えてる?」
「良い事考えたんだ!
あいつはドラムに夢中だから、ボクはこの隙にプランを練る」
「良いねぇ〜」
「ダダダダダダダダダ、ホレホレホレ!」
フィンの言う通りアイスキングはドラムに夢中。
しかし、むちゃくちゃな演奏で全然ハーモニーになってません。
「ムハハハハハハハ!!
あ〜〜、楽しかった!」
「う〜〜ん……あっ!
本当楽しかった。
そうだ、もっと楽しいの持って来てよ」
「そうか、良い考えじゃな」
フィンが機転を利かせてアイスキングをしばし追っ払う。
「そう、確かに良い考えだ!」
「ワシの魅力が分かったか……」
「良いかい、ここから出る方法を教えるよ!
まずはみんなで笑ったり踊ったりして、楽しそうにワイワイ騒ぐんだ!
それでやつが戻ってきたら、もっと盛り上がって……“この中で一緒に楽しもう”って誘うんだ。
そうすると奴は入ってくる。
そしたらボクがボコボコにぶちのめす!
ジェイクはみんなに任せる。
どうかな、この作戦?」
「なるほどね、良いわ」
「ナイスアイディア、良いぞ相棒!」
「みんなでわいわい言ってるだけじゃ失敗するわよ?
やらせがばれちゃう」
「良いとこついてる!」
「だから私はこう言うわ、“ア〜〜、イェー、めちゃめちゃ楽しい!あぁ、こんなに気分が良いのは生まれて初めて!”」
フィンが作戦を教えたところで、アイスキングが戻ってくる。
手にはアイス王国の模型?
天岩戸作戦で、みんな楽しそうにはしゃぐ。
「さぁ、お楽しみを持ってきたぞ。
……一体何事じゃ?」
「ワーイワーイ」
「めちゃめちゃ楽しい!こんなに楽しいのは生まれてはじめてよ!」
「はは、愉快だな」
「ここはなんて楽しいところなんだろ!」
「どういう事じゃ?」
「すっごく楽しいよ、ヤッホーウ、ウゥーゥ!」
「ワシがいなかったからか……?」
「ここが好きだからさ!
みんなあんたが好きなんだ!
あんたは最高に楽しいもんな!」
フィンとジェイクがほめそやして、アイスキングの警戒を解く。
「何じゃ、わけがわからん……」
「……疑ってる。
もっと踊って」
「キャーキャー!」
「へへへ、へへへ」
「カモン、こっちに来たらどう?」
「ねぇ、一緒に踊らない?
おいでよ〜?」
「ねぇねぇ、カモン」
「みんなワシと一緒に踊りたいのか?」
「踊りましょう」
「ホラホラホラ」
にやけだすアイスキング。
こんな熱烈歓迎を受けたのは初めてだ。
もう一押しと言う具合です。
「そうか!
じゃあ入ろう!
よーし、イェイ!
踊るぞぉ!」
ついにアイスキングが檻の中に入った!
が、歓迎はフィンのとび膝蹴りだけだった。w
「ぐわっ!?
なんだぁ!」
アイスキングが転ぶとみんな、一目散に逃げていく。
アイスキングが慌てて四方八方に冷凍高線を放つが、フィンに取りつかれて攻撃を邪魔される。
「待ておい!
どいつもこいつもタダじゃおかん!
何故こんなことをする!!
やっとみんなと仲良くなってきたところなのに!」
「違う!
さっきのは本心じゃない!
お前は最低だ!
……何とか直してやりたいけど、ボクはこどもだから出来ない!
そういう事はもっと大人に相談しなきゃだめだ、ジェイクとか!」
「おいおいおいフィン!
何言ってるんだよ、そんなやつ押し付けるなって!」
ワイルドベリー姫とホットドッグ姫が、氷漬けのジェイクを救おうと、氷のノミで氷を削っている。
「これだけは頭に叩き込んでおいてね!
二度とプリンセスたちを閉じ込めるな!!」
「なぁあああああ!!
フィン、ワシの婚活を邪魔しおって!
お妃候補があんなにいたのに!!
許さんっ、お前には……ぐほっ!?
痛いじゃないか……ぐわっ!?」
アイスキングはフィン相手に氷の魔法を使おうとするが、腹を殴られ、蹴っ飛ばされる。
肉弾戦ではさっぱりで、頭を檻にぶつけて気絶してしまう。
王冠外すと、髪の毛がだいぶ禿散らかしてるのね……。
「だぁああ……」
倒れたアイスキングがおかしな夢を見る。
服を着ていない――でも、ひげで隠れてるから大丈夫――アイスキングが、セピア色の景色の中冷たい星空を飛んでいく。

「どうしてみんな、ワシを嫌うんじゃろう……。
もしかしてワシが魔法を使うからか?
……それとも、ヒゲがモサモサしてるせいか……?
ふぅん、こんなに頑張って良い夫になろうとしてるのに……ワシの何がいけないんじゃ……」
「ホォオ、お前は世界の敵なのさ」
アイスキングの目の前に、セピア色の大きく光り輝くフクロウが立ちふさがり、くぐもった声でうそぶく。

「誰じゃ!
ハハハ、知っとるぞ!
お前は、え〜っと……そう、とんでもない大マヌケだ!
ハハハハハ!
ワシのようにカッコよく決めてみたらどうなんじゃ?
ヤッホッホホーイ!」
なぜか気持ち良くなって飛んでいくアイスキング。
「宇宙のチリはくすぐったいのぉ〜。
うふうふ、ほほほ。
あぁ?
何なんだ?
プリンセスたちは!?」
アイスキングがペンギンたち数匹にくすぐられて目覚めるとプリンセスたちはいなくなっている。

「あぁああああ!!」
その頃、フィンは巨大ジェイクの背中にプリンセスたちを乗せて送り返していた。
「あははははは」
「ふーっ!」
「フィン、助けてくれてありがとう」
「いやぁ、どういたしまして」
スライムプリンセスがフィンに言う。
「あなた、言っていたわよね?
自分で選んだ相手と結婚するようにって」
「そうだけど……?」
「でね、私あなたと結婚したいの」
「ワーォ!」
「ヒューッ、ヒューヒューヒュー!」
スライムプリンセスの告白。
ジェイクや他のプリンセスが冷やかす。
でも、そんなこと言われてもうち小学生やし……。

「あー……はぁ、そっかぁ。
えーと、それは……ジェイク助けて!!」
「オレが?
あーぁー、スライムプリンセス、フィンはやめとけって。
こいつ何時もパンツにおもらししてんだぜ!」
「わーっ!」
「やだぁ!」
「手を離して!
私に触らないでちょうだい」
「わぁ……ごめん……」
プロポーズを退けられたとは言え、こんなに嫌われるとちょっとショック。
フィンがジェイクに怒鳴る。w
「ジェイク!」
「あはははははは、あーはっはっは」
ジェイクは笑ってごまかし、アドベンチャータイムのロゴが出ておしまい。
で後半。
タイトルは『ツリートランクの冒険』。
原題は『Tree Trunks』。
トランクと言うと、木の幹とか、ゾウの鼻ですが……。

リンゴの森の中、フィンが歓声あげて剣を振り回し、リンゴを真っ二つにしていく。
「やっ!」
「あははははやったー」
「イェー、すごいぞぉ!」
「全くあの子たちと来たら……ダメよ、私のリンゴをオモチャにしないで」
「「はーい、ツリートランク!」」
小さな黄色いゾウのおばあちゃんがサブタイのツリートランクなのか。
「入ってらっしゃいな。
美味しいアップルパイを焼いたの」
「良いねぇ!」
「イェーイ、アップルパイ!
ジェイクよりも先に行って、全部食べちゃお!!」
「だめぇえええええ!!!!」
ジェイクの顔芸。w

「ふんふんふーん♪」
「アップルパーイ!」
「フィンに全部やるなよ!」
「あはははは。
二人とも座って。
お行儀よくね」

元気な男の子たち――ジェイクはオッサンだが――に目を細めるツリートランクおばあちゃん。
と、目を離した一瞬でハエがアップルパイに捕まってしまう。
「あああ!
しっしっ、あっちに行きなさいったら!
あぁあ、なんてこと!
ハエがとまるなんて、これはダメね……はい、さよなら」
ちょっとハエがとまっただけでパイを捨ててしまうツリートランク。
「ねぇ、どうして捨てちゃうの?」
「うぇええ!!」
「ハエが食べたがってる。
これはやってしまいましょう……」
ゴミ箱に捨てるとパイは瞬く間にハエでびっしりおおわれる。
……なぜか妙に怖い表情をするツリートランクおばあちゃん。
「心配しなくて大丈夫、別のパイがあるから。
ちょうど焼きあがったところ」
「「別のパイ!!?」」
「わーい!」「ウォーウォー!」
「ほら出来た」
「ワオ!」
「どうぞ召し上がれ」
「あーん!」
「もぐもぐ!」
手づかみでパイを食べるフィンとジェイク。
二人とも行儀あんまりよくないね。w
ツリートランクに合わせて作った家具は小さくてフィンはかなり窮屈そうです。
顔に着いたクリームまでべろベろ舐めとるぐらい美味しい。
「お味はいかが?」
「今まで最高のアップルパイだ!」
「まぁ嬉しい。
でもこのアップルパイが最高のはずはないわ」
「ツリートランク、それどういう意味!?
君のよりおいしいパイなんてないよ!」
「全部食っちゃったのかよ〜!!!
ベロッベロッ……」
瞬く間にパイを平らげてしまい、ジェイクはあきらめきれずに皿をなめてます。
ツリートランクの謎めいた質問。
「ねぇフィン、もし夢がかなうとしたら何がしたい?」
「何でも良いの?
だったら、流れ星を捕まえて宇宙を旅してスペースモンスターと戦いたい!」
「オレ様は、月にオレの顔を彫って、月をオレのそっくりさんにしてやる!」
「君は何がしたい?」
「私の夢は、リンゴを取りに行くこと」
「つまんない……あー、いやその……リンゴだって毎日取りに行ってるでしょう?」
「何時も取りに行くリンゴとは違うわ。
なんと言ったって、リンゴの中のリンゴですもの」
「……」
「世界に二つと無い宝よ。
伝説のその名はクリスタル・きらきら・リンゴ……」
「ブーッ!!!!」
「うわぁああ!!」
その名を聞いてジェイクがコーヒーを噴き出す。
「そいつはまたすごそうだな!」
「どこにあるの!?」
「噂によると闇の森の一番奥にあるんですって!」
「フゥーッ!
ツリートランク、そのリンゴ取りに行かなきゃ!」
「乗ったーっ!!」
なんだか冒険の香りを嗅ぎつけて気合の入るフィンたち。
「あら、私が?
バカおっしゃい。
私みたいなちっちゃなゾウがそんな冒険できるわけないわ……」
「ツリートランク、君の夢なんだろう!?
ちょっと想像してごらんよ、それを自分の口に入れて……齧るとこ!」
「鼻でも良いけど」
「一体、どんな味がするんだろう?」
「一口食べれば超ニコニコ!」
畳みかけるフィンとジェイク。
「本当?
私でも闇の森に入ってリンゴを取ってこられる?」
「あぁ、ボクらが手伝うよ!」
「あんたが大好きだからな!」
「オッケイ、やってみましょう。
今から私を命知らずの冒険家と呼んで」
ツリートランクもやる気になったところでアドベンチャータイムのロゴが出る。
「「イェーイ!
アドベンチャータイム!!」」
いざ、闇の森へ。
闇の森と言うだけあり、鬱蒼と樹がしげり、その樹の一本一本は悪意を持っているかのようにねじくれ、節は苦悶する顔にも、呪詛をつぶやく口にも見える。
「まぁ背が高くなったみたいでうれしい事、ホホホ」
ツリートランクはフィンの頭の上に担がれて、フィンは念のため剣を帯びている。
「フィン、オレ様が肩車すればもっとスリリングだぜ!」
「ダメ、ジェイク!
お年寄りなんだから……」
「そーだった……」
びよーんと伸びるジェイクだが、フィンに叱られる。
進んでいくうち、足元が肌色のなんだかブニョブニョしたエリアに差し掛かる。
なんかネバネバしてるなぁ……。

「おぇえ、何だここ?
グニャグニャだ……」
「何でも良いけど……こういうの好き!
最高!!!」
いかにも怪しいエリアなのに、はしゃぐジェイク。w
おいおい。w
「触ってみたいわ」
「良いよー、何だってやってみないとね」
「おぉお、クッキーの生地みたいよ」
ツリートランクを下ろして、感触を見てもらう……が、突然地面に裂け目が出来て目が出てくる。
「あら、どうもこんにちは」
「あぁ?
ツリートランク、そこから離れて!!
うわぁ!」
床のべとべとが塗り壁のように立ち上がり、襲い掛かってくる。

一種のミミックモンスター、フロアイミテーターみたいなもんか。
張り手の直撃は回避したフィンたちだが、ふっとばされて、ツリートランクから距離が離れてしまう。
ツリートランクは小さいからあのモンスターにとっては一口大の大きさだ。
「あぁあ、良くもやったな!
覚悟しろよ!!
やっやっやっ!」

フィンは剣を抜かずにパンチ、ジェイクはキックを続けるが、肉の壁には有効打にはならない。
その間に、危機感の薄いツリートランクはうめき声のような声を上げるだけのミミックに話しかけていた。
「これは目ね。
こっちはお口。
あぁそう言えば、あなたにぴったりの物を持ってるわ。
……シールよ!」
「気を付けろ、こいつは悪い奴だ!」
「ほら、これは虹のシールよ、こっちはこすると香りが出るシール。
ピクルスの香りなの。
それと……ホログラムシールもあるわ、ユニコーンよ!
でも、この子、角が無いの」
肉の壁にシールを貼ってやり、話しかけるツリートランク。
肉の壁が肉の組成を変えて腕をはやすとツリートランクをつかみ、持ち上げる。
「うぅうう……」
「あら、何がしたいの?」
「あぁあ、ツリートランク!」
「あぁああ……」
ミミックは大きく口を開けて、ツリートランクをそこに放りこもうとする。
フィンは剣を抜き放ち、飛び込んで……切りつける!
「だぁああああ!!!」
「あぁああああああああ!!!!」
「お前はそこから出てくるなよ!!」
切り付けられたショックで肉の壁は一気に引き下がり、立枯れてがらんどうになった木の幹に身を押し込む。
とは言え、全然収まらないで、はみ出した肉が押し合いへし合いしている。
かなり不気味ー。
「ツリートランク、あんな悪いモンスターにシール貼ってたの?」
「そうよ。
だってあの子、優しさに飢えてるようだったんですもの。
まぁ、なんてかわいらしい蝶々なんでしょ。
あはは」
「ツリートランク……もう!」

食べられそうになったってのに、自覚の全然ないツリートランク。
ガイコツのボディにったチョウチョっぽい羽が生えて、キーボードを弾きならす生物を追いかけまた一人先に行ってしまいます。
「ジェイク、ツリートランクっておばあちゃんだからお気楽すぎるんだよね。
こんな危ない森、もう引上げさせよう?」
「心配すんなって、きっと上手く行くから!」
「でも、モンスターが……」
「大丈夫、大丈夫」
「そう思う?
彼女、冒険の経験ゼロなんだよ?」
「大丈夫、大丈夫、心配するなって。
上手く行くから。
大丈夫、大丈夫」
ジェイクはぶんぶん手を振って大丈夫と繰り返す。
なんだか逆に不安になってくるよーな。w

「でへへ。
そんな気がしてきた。
ツリートランク?」
「どこ行った!?」
「ツリートランクー!!」
「おほほほほ」
ツリートランクは骸骨蝶を追いかけて進んでいく。
この先危険の立札のある道へと……しかもその立札もぐるりとひっくり返ると、自らを引っこ抜きモンスターになって追いかけてくる。
「マズい、探さなきゃ!」
「おい、ツリートランクどこにいる!?」
「ツリートランク!?」
ツリートランクは森の中でレジャーシートを広げて、休憩している。
「ほら、あなたのティーカップはこれよ。
それでこっちは私のティーカップ」
「ツリートランク!」
「ツリートランク!!」
「おぉお!」
フィンたちが見つけた時にはすでにツリートランクは四匹の立札モンスターに囲まれていて、しかも本人は気づかずにカタツムリに話しかけていました。
http://images2.wikia.nocookie.net/__cb20110730031327/adventuretimewithfinnandjake/images/thumb/b/ba/S1e4_tree_trunks_with_sign_zombies1.png/185px-S1e4_tree_trunks_with_sign_zombies1.png
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「さぁ、サンドイッチをどうぞ」
「ギャス!」
「あら、落としちゃって……」
「ツリートランク逃げろ!!!」
「あら、フィン」
「ハーイヤァ!!」
「邪悪な立札どもめ!
とっとと失せろ!
うぉおおおおおお!!!」
フィンが剣を抜き放ち、口上を述べてから大上段に剣を構えて突撃していく。
立札モンスターも、ツリートランクを食べるよりも、フィンたちをどうにかするのを優先しようと向かってくる。
「やぁ!」
バッキ、立札モンスターの頭を真っ二つにし、胴まで食い込むフィンの一撃。
「うりゃぁ!」
ジェイクは足をはさみにして、カニばさみで首をはねる。
「でぃ、でぃ!!」
フィンはさらに返す刀で立札モンスターを切り捨てていく。
でも、そうやって4体倒したのに、まだ4体の立札モンスターがツリートランクに襲い掛かろうとしている。w
「辛抱してちょうだいな。
みんなの分のお茶は無いのよ」
「ぬわぁああああ!!!」
フィンがツリートランクを助けようと飛び込むが立札モンスターにブロックされて通れない。
その間に立札モンスターがツリートランクを持ち上げようとする。
「やめろっ!!」
「まぁ、なんて素敵なハグ」
フィンがどうにか突破してツリートランクに覆いかぶさるように守る。
しかしこうなると反撃できなくなって、モンスターから四方八方、殴られる羽目に。
「ハグじゃないってば!
君の事を倒すたくて……あぁ、でも負けそう!」
「フィン!
ぬぅううう!!!
ぎぃいい!!」
ジェイクが敵を蹴散らしてフィンとツリートランクの方に向かう。
フィンとツリートランクを中にくるみ、体を風船みたいに真ん丸に膨らませて、モンスターたちを弾き飛ばし、破壊してしまう。
さらに転がって安全な場所まで移動。
「まぁフィン、お茶会ではお行儀よくしてなきゃだめじゃない……」
「あぁあ、何言ってるの!
君のせいでボクはぼこぼこだ!
みてよ、このぼこぼこにされた顔を!」
「私の事怒ってる?」
「あぁ……いや、怒ってなんかいないよ。
こんなかわいいゾウに怒れるもんか。
君は立派な冒険家なんだ。
さ、みんなで力を合わせてクリスタル・きらきら・リンゴを探し出して、食べよう」
とか言ってると……奥から蛇が何匹も絡み合った奇怪なモンスターが現れる。
「くそぅ!」
「お前が戦え。
オレ様はツリートランクを守る」
「分かった!
えぇい、ふっ、やぁ!」
剣を抜き、戦いを始めるフィン。
ヘビ団子はいくつもある口で剣を受け止めて、なかなか攻撃が通らない。
「ねぇ、ジェイク、あれじゃフィンはまたやられちゃうんじゃないかしら?」
「大丈夫だって、あいつは12歳だぞ?」
「私があの子を助けてあげるわ」
「あー、お前さんはおとなしくここにいろって」
「フィンは私を立派な冒険家って言ったわ……冒険家の私にはちゃんと分かるの、あのモンスターをやっつけるには女らしい魅力とゾウの知恵が必要だって」
「やめろ、頼むから……」
なぜかツリートランクが協力しようと言い出し、老人のしつこさで梃子でも動かない。
短い足でチョロチョロ歩いて、フィンたちの傍に駆け寄るツリートランク。
げっ、なんか化粧して変な踊りを踊ってる。w
しかも鼻を笛のようにしておかしな音を立てる。


「わああ、危ないよ、何してるの!?」
「魅力的なボディでこの男を誘惑してるの」
「こいつは男なんかじゃない、ヘビの腕を持ったモンスターなんだ!」
「モンスターだってさびしい時があるのよ」
「ジェイクー、ツリートランクの事、頼んだだろっ!!」
「悪いな、オレ様の負けだ。
止めようとしたけど、すっかり骨抜きよ〜ん」
めろめろのジェイクの全身は、キスマークでいっぱい。
やるなぁ、おばあちゃん。w
「ツリートランクが危ない!」
「ムン、大変だ!」
「たらったらった〜♪」
ヘビの頭が何本もツリートランクに襲い掛かろうとしているところにジェイクが飛び出し、大きくした手で蛇をつかむ。
「フィン!
チャンスだ!」
「弱点がどこだかわからないよぉ!
そうか、あそこだ!
いやぁあああ!!」
ヘビヘビモンスターが背中を見せると、そこにでっかい赤い宝石が付いている。
なんてこれ見よがしな弱点。w
剣でそこを叩くとモンスターは消えていく。
「ほっほっほ、大成功だわ。
私は世界一セクシーな冒険家」
「待ってよ、君は冒険家なんかじゃない!
もう少しでやられるところだったんだぞ!?
危険だってわからないの!!?
冒険家を何だと思ってるわけ!
君がやられちゃったら友達がみんな悲しむんだぞ!!」
フィンに説教されてツリートランクが泣き出す。
マスカラが溶けてドロドロ。w
「ぐすっ、ぐすっ……」
「フィン、よせって……」
「私もう、おうちに帰るわ……うぅうう……」
「あー……ツリートランク……。
ツリートランク!」
「付いてこないで」
とぼとぼ、ツリートランクが一人で森の中を帰っていく。
でも、道分かるのかと、それに危険な動物と遭遇しないのか不安。
「酷いわフィン……助けたかっただけなのに、怒鳴ることないじゃないの!
あぁあ!」
そこでツリートランクが見た物は!?
言い過ぎたと反省したフィンだが、体操座りでいじけるばかりだった。
横でジェイクが剣を鼻の上に乗せてバランスとってます。w
「あ〜、最低な気分。
ボクはツリートランクが心配で言ったんだ」
「そう言う事って良くあるんだぜ、相棒」
「あぁあああああ!!!」
ツリートランクの悲鳴がここまで聞こえる。
あわてて助けに行く二人。
「ツリートランク!!」
「あぁ!」
「見つけたわ、クリスタル・きらきら・リンゴ!」
ツリートランクが幻のクリスタル・きらきら・リンゴを見つける。
クリスタル化した地面から生えたおかしな形の樹――枝が無くて傘のような形になっている――に一つだけなっている、真っ赤なリンゴ……しかし、なんかトラップっぽいよーな。
「ウワァーオ!」
「やったなすごいじゃないか!」
「ツリートランク、君に怒鳴ったりして本当にごめんね。
大好きな君に怪我させたらと思って、ついカッとなっちゃったんだ」
「まぁ、うれしいこと。
あなたのほっぺにキスしろって言われても私は怒ったりはしないわ」
「あ〜〜、えーと、それはその……」
「おいおい、キスさせてやれよなフィン!
彼女に取っちゃめったにない事なんだぞ!」
ツリートランクの冗談でフィンが戸惑い、ジェイクがからかう。
と、おかしな声が響き、クリスタルのリンゴの木から、おかしなモンスターが現れる。
『おいおい、キスさせてやれよな、フィン。
彼女に取っちゃめったにない事なんだぞ!」
『あ〜〜、えーと、それはその……』
「きらきらリンゴの番人だ!」
クリスタルの体をして、顔が無く、代わりに遭遇した相手の顔や声をコピーして――それも、陰険に捻じ曲げたカリカチュアとして――話すモンスターだ。
「ツリートランク、戦いが始まったら今度は離れてるんだよ?
君に怪我させたくないから!」
「近づかないって約束するわ」
「それでよし!
引っ込んでろ!」
『引っ込んでろ!』
「ボクのマネをするんじゃない、ふぅううん!!!」
『ボクのマネをするんじゃない、うぇえええ!!!』
「わぁあああああ!!
ぎゃ――――、うぅぅうううう!!」
フィンとクリスタルのモンスターのパンチがかち合う。
しかし相手はクリスタルの塊。
ぶつけたフィンの拳が痛んでしまう。
「フィン!
ぬぅううううんん!!!」
『ぬぅうううううん!!!』
「あぁあ!!」
ジェイクが体をのばして助けに入ろうとするが、クリスタルのモンスターも体をのばして応戦。
ぶつかるとやっぱりジェイクの方が負けてぶつけた頭を抱える。
「あいつ、何でもかんでも真似するぞ!?」
しかも、素材があっちの方が強くてフィンたちの攻撃は通らない。
どーしたもんかと、攻めあぐねていると……その間ツリートランクはキノコを採っていた。
「ふんふんふーん。
まぁ、蝶々さん来てくれたの……なんて嬉しい事。
タラッタラーラ♪」
骸骨蝶が引く楽器に合わせて歌うツリートランク。
すると、他にもいろいろな楽器を持った骸骨蝶がやってきて、一大バンドを作り上げて演奏する。
「ヒューッ!
良いぞ、その調子だ」
『良いぞ、その調子だ……』
『タラッタララーッタ』
クリスタルの番人はツリートランクをまねて歌いだす。
「よーし良いぞぉ!
よし、今のうちにやっつけよう!」
「やーっ!
あぁ、くそぅ!
メチャメチャむかつくぜ!」
しかし、カウンターはしっかりする。
「あぁそうか、このままじゃ勝てない。
あいつらにはツリートランク戦術で行こう!」
「良し、化粧するぞ!」
そっちなの!?
べたべたおしろい塗って口紅付けて化粧するフィンとジェイク。
かなり不気味。w
それで音楽と合わせて踊っていると番人も抵抗しない。
その間に、ジェイクが足を延ばして、高いところにあるリンゴまで届くようにする。
「おーい、リンゴの番人!
ツリートランクがこのリンゴ、かじっても良いの?」
「オレ様は構わん」
『オレ様は構わん』
「オレ様はバカだ」
『オレ様はバカだ』
ジェイクのいう事をそのままマネる番人。
自前の顔と声を持たない番人はこうしてしかしゃべることが出来ないのだ。
「ははは、今の聞いたかツリートランク、さぁかじれ!」
「オッケイ……カプリ」
「うぅう、どう、どんな味がする!?」
「美味いか?」
「……」

パァン!
リンゴをかじったツリートランクが爆発する。
えぇ!?
しかも、おかしな唸り声が響き渡りだす。
クリスタルの中をツリートランクが歩いていく。
「んはははははは、おほほほほほ」
で、終わり。
フィンとジェイクが唖然として、番人もびっくりしてるけど終わり。
終わり。
……なんぞこれ!?
えーと、第一話でプリンセスが“キャンディーピープルは驚くと破裂する”って言ってたから、きっとびっくりするほどおいしいってことで一つ。
……納得いかんなぁ。w
それに、リンゴとりにいったのはアップルパイのためだったんじゃないの?
あ、そういや、どっちもプリンセス出て来てなかったなぁ。
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